今まではBoltだけだった4Gサービスですが、インドネシアのキャリアXL Axiataが4G LTEサービスを開始しました。これは12月8日からサービスを開始した国内最大のキャリアTelkomselに数日遅れとなります。ジャカルタの一部だけのサービスとなるBoltよりも数ヶ月遅れのスタートです。
XLの4Gサービスの提供範囲はBoltやTelkomselよりも広くなっています。ジャワ島とスマトラ島の3大都市、ジャカルタ、メダン、ジョグジャカルタをカバーします。しかしジャカルタに隣接した地域、クラパ・ガディンや地元のショッピングセンターはまだテスト段階となります。
XL Axiataのインドネシアでの加入者は8050万となりTelkomselの1億3800万に次いで2番目となります。XLの4Gサービスを利用するには4G LTEネットワークの設定を保存できるuSIMに変更する必要があります。XLは最大100 Mbpsとなる4G LTEサービスを使うために最寄りのサービスセンターで既存のSIMカードを交換するように案内しています。また速度はTelkomselの最大36 Mbps、Boltの72 Mbpsより高速になっています。
Imdosatもテスト段階を終え、19日から4G LTEサービスを開始しこれで大手3社が4Gを提供することになります。
インドネシアの携帯契約者は2億7800万で世界第4位となります。そして3Gの契約者数も世界の上位10位までに入っていて、ブロードバンド利用者は固定を経験せずに最初からモバイルとなっています。予想では2015年に3億2500万へ到達するとされています。インドネシア政府もXLの4Gサービスはインドネシアの諸々の島で最高のサービスとなるとのべています。