中国のモバイルでのデータ通信利用は昨年に比べ50%と大幅に増加しましたが、まだまだ世界の平均と比べると低くとどまっています。この理由としては郊外が依然としてデータ通信利用が少ないままがあげられます。
モバイルでのデータ通信利用の月平均は2014年はじめには200MBだとMIITは明らかにしました。これは音楽で言うとインターネットから50曲をダウンロードできる程度であり、全世界の平均である819MBの1/4とだいぶ少ないものとなります。
中国最大のキャリアである中国移動は昨年初頭の0から年末には9000万になった4G接続契約者数を拡大するために郊外への進出を計画しています。Appleとサムスンがハイエンド機の覇権を争っている一方、国内スマホメーカのCoolpad、Lenovo、ZOPOなどは100ドル未満のエントリーモデルに力をいれています。
しかし、中国国内の携帯出荷台数はすでに頭打ちで微減の状態なので、これからはどれだけ4Gスマホへの移行を推進できるかがデータ通信利用量の増加には鍵となってくるでしょう。
中国電信、中国聯通を合わせて中国3大キャリアは郊外への進出を加速させ郊外でのスマホ利用を快適になるようにしています。大きな問題はサービス範囲と電波の信頼性です。2017年には4G対応のスマホが昨年の販売台数4億590万台の3倍程度への増加が見込まれています。
http://www.reuters.com/article/2015/02/12/us-china-telecomunications-data-idUSKBN0LG0AL20150212?feedType=RSS&feedName=technologyNews