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3月14~15日にモザンビーク第4の都市ベイラを直撃したサイクロンによりマダガスカル島の対岸に位置するアフリカ南部のモザンビーク、ジンバブエ、マラウイの3ヶ国で死者が発生しました。

AP通信による10日の発表では各国政府の情報を基にした死者数はモザンビーク602人、ジンバブエ344人、マラウイ59人となっています。同時に衛生状態の悪化でコレラに感染した被災者は4千人に達しました。

国連によると約300万人が被災し、約25万人が避難生活を送っているとなっています。

では、FACTFULNESSにならって、3ヶ国のデータをまとめてみました。

まず、直撃を受けたモザンビークですが面積は日本の約2倍で人口は約 2,967万人,人口増加率1.0% (2017年 : 世銀)となっています。

GNI (国民所得) は138億米ドル (2016年:世銀) 、一人当たりGNIは480米ドル  (2016年 : 世銀)ですので約5万3千円くらいです。

次に被害が大きかったジンバブエは面積は日本よりやや大きい程度で人口は1,560万人 (2015年 : 世銀)となっています。

GNI(国民所得)は152億米ドル (2016年 : 世銀) 、一人当たりGNIは940米ドル (2016年 : 世銀)ですので約10万3千円くらいです。

特徴としては観光資源として、ビクトリアの滝やグレート・ジンバブエ遺跡等,世界遺産5か所を持っていることがあげられます。

主要貿易相手国 (2015年 : EIU) の輸出相手1位は中国で19.1%、輸入相手2位が中国で12.0%と依存しています。

3ヶ国の中では被害がもっとも少なかったマラウイは面積が日本の約1/3で、人口は1,862万人(2017年 : 世銀)となっています。

GNIは63.0億米ドル (2017年 : 世銀) 、一人当たりGNIは320米ドル (2017年 : 世銀) ですので約3万5千円くらいです。

主要貿易相手国 (2017年 : 世銀) 輸出の上位5ヶ国には中国はなく、輸入相手2位が中国で14.6%となっています。